09.12.30
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記!3日目 その5
11月28日土曜日20時半
仮録音終了後、近くの「横綱ラーメン」で軽く食事。
福岡では珍しい醤油とんこつで博多焼き鳥の
付合せでおなじみ酢キャベツが付いてくるののがお店の特徴。
私が小中高生の頃は千切りキャベツでなく
荒くカットされた葉のままだった。ラーメン1杯490円。
食事していて思い出したがTOJINはイワシ以外の
メンバーである総裁・ハタジロウ・私は左で箸を使う。
替え玉を「カタメン」で注文するメンバー達。
店内に貼ってある魚拓を見つけ釣りの話で盛り上がる
総裁とイワシ。そのうち爆釣日記とその外伝が
総裁&イワシそしてダブツちゃんから更新されるかも?
22時
クルーと撮影の待ち合わせ場所に到着。
久しぶり再会するメンバーもいて盛り上がる。
北九州から翌日の仕事を休みにして来てくれたヒグに感謝!
22時半
クルーと集合写真の撮影。
※ここで一部写真を公開します。
(公開しない他の画像はCDジャケット等で使用予定)
総裁は「ハタナイアツシの出張サービス」ならぬ
「リアルな家族サービス」のため速攻で帰宅。
その後は残ったメンバー(総裁以外)で移動。
唐人町で追加撮影を行う。
23時半
ミチクンマンも遅れて合流(彼が店長を務める店の閉店が決定するという
重苦しい会議が長引いたため遅刻だそうです)
私とケンさん、ヒグそして新年早々無職確定のミチクンマンとでガストに
行き朝まで食事&お茶。今後の活動や昔話で盛り上がる。
※撮影のため駆けつけててくれたTOJINクルーに感謝!!
2009.12.27
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記!3日目 その4
11月28日土曜日17時
ダブツちゃんに連絡をとった総裁が一言「5分でくる」。
その言葉にホッとする一同。
ダブツちゃんとは唐人大辞典に掲載されている
DJダブのことで今いるカラオケ屋のすぐ近くの橋本で
居酒屋を経営しているクルーの一員だ。
DJダブ 居酒屋「西ノ蔵」オーナー。
TOJIN以前のグループのDJとして一緒に活動した
時期もあった。豪快で男らしく土建屋稼業で培った
数々のスキルでライブ会場の足場を設営したり、
溶接したドラムカンを使ってバーベキューをしてくれたり
何かと頼りがいのある。反面、口より先に手が出る
ヤンチャぶり。今は丸くなったのかな???
そして本当に5分位で来てくれたダブツちゃんに感謝!
その日は、土曜の稼ぎ時なのにお店を臨時休業にしてくれた。
久しぶりの再開にしばし雑談。
そしてお待たせ総裁の仮録音。
先日の発言で「過去制作してきたリリックやトピックスに
とらわれない内容&知的なイメージを軸に...」と
力説していただけに総裁のニュースタイルには注目が集まる。
ヘッドフォンから漏れるドラム音が微かに響く中の第一声
「♪マキのペニ皮〜っ!!!!!」
あまりに痴的な剛速球!何一つ変らない総裁スタイルに
意表をつかれた一同は、こらえ切れず大爆笑!!
当然総裁はマユ一つ動かさずその後も真剣に熱唱!
その姿にまたまた爆笑。(残りのリリックはCDで聞いて欲しい)
あまりに激しく笑いすぎた私は、お腹がつったような状態になり悶絶。
後日の診断で左わき腹腹横筋の軽度肉離れと判明。
とにかく総裁は本質的には何も皮って(変って)いなかった。
すさまじい男だ!事RAPに関してはあらためて尊敬してしまう。
他のメンバーも総裁に負けず素晴らしかった。予想通りネタかぶりもあった
イワシは全ての面で進化していた。チーム随一のヤバセンスも健在。
「フランク永井よりも♪ブランク長い」とか言ってたがまったくサビていない。
そしてハタジロウのトラックは、身内が言うのもなんだが本物のHIPHOP!
TOJINの良心である彼がグループの音楽偏差値をすべて稼いでいると
言っても過言ではない。CDが出たらトラックに注目して聴いて欲しい。
彼が繰り出すフロウもアイディアに富んでいて相当格好良い。
トラック&リリック制作と高いレベルでオールマイティに役割をこなす
彼には総裁よりもイルだと感じてしまうことが多々ある。
バルセロナのシャビのようなチームの心臓的な存在なのだ。
とにかく手ごたえを掴んだ仮録音だった。
※すごくいい感じのお店なので興味のある方は是非。
お店の名前は「西ノ蔵」。
外環橋本西交差点から561を室住団地に向かって少し入ったところ
にある、本物の土蔵を改造した店。1FにはDJバーもある。
2009.12.16
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記!3日目 その3
11月28日土曜日16時半
新曲の仮録音をするため近くのカラオケ屋に移動。
4時間部屋を借りる事にする。4人で計7200円はスタジオよりは安い。
この作業ためにハタジロウには東京からサンプラーや機材を手荷物で持ってきてもらう。
昔も今もグループ内におけるハタジロウの負担はデカイのである。
TOJINはインディー活動のためスタジオ代、印刷代、プレス代、
マスタリング、デザインなどかかる経費は当然自分達で支払う。
そのため作品のクオリティーを上げるのと同時に
曲を固めるために一度仮録音することが大切な作業になる。
スタジオに入ってからリリックを書いたり、スタジオで
トラックを流しながら楽曲を固めていくような贅沢な方法はNG。
「スタジオのヴァイブスで〜」とか格好良い事は言ってられない。
仮録音を持ち帰り完全に曲を固めた状態にしてからスタジオで本番となる。
インディーでは自由に作品が創作出来るメリットと同時に
予算を切り詰めて活動しなければいけない厳しさもある。
総裁の大好きなコハダの酢じめと基本は同じく
安い素材でも手間を惜しまず職人らしい仕事をこなせば問題はないのだが。
※画像は以前総裁が調理したコノシロ
それでも昔と比べれば気分は楽である。
【1997-1998 COLLECTION】に収録されている曲を制作した時は、
事前にトラックも聴いていない状況での録音も多かった。
ヘタすると録音2、3日前に総裁から電話で
「ハタジロウの家で録音するからよろしく」と急に伝えられ
慌ててリリックを書いた事もある。録音もほぼ一発勝負。
仮録音なんて存在しなかった。
(なんせ総裁は録音をすぐ終わらせて家に帰りたがるのだ)
そんな事を思いかえしながら機材のセッティングを行っていた。
ところがここにきて大問題発生!!
自分が実家から持ってきたミキサーにマイク入力がなかったのだ!!
福岡から東京に引っ越す際大きなミキサーが邪魔になったので
白木に格安で売ったのだがその際にもらったオンボロミキサーでは
ダメだこりゃ〜状態。「録音できない!」どうしようと頭を抱え込んでいると
総裁が冷静な口調でこう切り出した。
「ダブツちゃんに連絡してミキサー持って来てもらおうか?」
2009.12.14
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記!3日目 その2
11月28日土曜日14時
昼食後すぐに唐人町へ移動。
ジャケ用画像を撮影するため道沿いから、
商店街、住宅地を闊歩する4人の兄貴。
ハタジロウが以前住んでいたTOJIN軍団
誕生の聖地「メゾン安武」や「五重塔」の
曲の元になった大園寺などでポージングを
決めながらハメ撮りさながらの連写モードに突入。
メゾン安武での総裁とハタジロウの2ショット画像は、
物件を探しに来た学生に不良物件を仲介する
悪徳不動産のブローカー(もちろん総裁)のようにも見える。
(同学年のはずなのにどこでこんな歳の差が広がってしまったのだろう...)
常にセンターポジションをキープする昔と
全く変わらない総裁の撮影スタイルに懐かしさと
同時に一抹の不安を感じながらシャッターを切るキルキル〜。
移動中の公園のベンチではコーヒー牛乳を片手に
フォレストガンプ並の哀愁を醸し出す総裁。
ハタジロウ&イワシの唐人町チェリーボーイズもいい感じだ。
最後に地下鉄唐人町の駅で数カット撮り撮影は無事終了。
仮録音をするため唐人町をあとにする一行であった。
2009.12.10
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記!3日目 その1
11月28日土曜日12時
黒門近くのミスドに到着。店内では総裁、ハタジロウ、
イワシがお茶を飲みながら談笑している。
昨日は「明日の撮影には普段着で来る」と言っていたはずの
総裁だったがストリート系のファッションでなく
町工場などの「中小企業の社長」をイメージしたという
Yシャツ、ネクタイ、合皮の革靴、スラックス、
集金用のセカンドバックというイルな井出達。
そんな総裁スタイルの完成度をさらに上げようと
メンバーで話し合った結果
「スポルディングのビニールジャンパー」を
買いに行こう
と言うことで落ち着く。
急遽衣装を買うために総裁の新車(中古の)で西新へ急行
ちなみに総裁の愛車Legacyは本日早朝納車されたそうだ。
名盤「Mecca and the Soul Brother 」さながらに
愛車「Legacy」の前で決めるPete Rock役の総裁と
C.L. Smooth役として渋々付き合うハタジロウ。
そのうち総裁のソロで「My Legacy」という曲が聴けるかもしれない。
西新のドンキホーテで総裁にぴったりのグラサンを購入後、
いい感じのビニールジャンパーがないため近くの
ダイエーに移動。途中、カメラの三脚や録音用のプラグなどを
買うために私とハタジロウはベスト電器へ。
ダイエーの紳士売場に到着するとすでにジャンパーと
ハンチング帽を片手にレジに並ぶ総裁の姿が。
お目当ての「スポルディング」はなかったが「golf」のロゴが
中小企業のオヤジの哀愁を醸しだす真っ白いジャンパーを
手に入れご満悦の総裁。
買ったサングラスはもう壊れていたが
ようやく買い物も終わり撮影前の腹ごしらえへ。
私とハタジロウの東京組みの希望もあり昼食は博多名物の
「ごぼう天うどん」のはずだったが...総裁の
「博多のうどんは麺がやわいけん不味い!うどんなら讃岐が好きやね」と
いう博多うどんのアイデンティティーを全否定するレペゼン博多のクルーとして
は、まずいよ注意してよ!発言でうどんは無期限凍結に(苦笑い)。
急遽西新商店街にある定食屋「屯喜朋亭(ドンキホーテ)」に変更。
この店は馬鹿でかいチキンカツ定食が名物で総裁も当時通っていた
高校の近所ということもあり馴染みの店です。
屯喜朋亭で食べたチキンカツの皿から溢れるような野望をもって
唐人王国に乗り込むメンバーであった。
2009.12.1
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記 1日目
11月26日 木曜日
新曲の仮録音やジャケ用の撮影を
行うため福岡に戻りました。
ハタナイ総裁やイワシその他大勢の
ヤングボーイ達に会うのは大きな楽しみです。
16時福岡空港に迎えに来てもらった妹達と遅めのランチ。
近所の「長崎亭」でチャーシューメン、チャンポン、
野菜炒め、餃子、小ライスを注文。
いつも福岡に戻るとここぞとばかりにお寿司や海鮮
焼肉といったご馳走系に走るため
地元のソウルフードであるラーメンやうどん、
モツ鍋をここ十数年博多では食べていませんでした。
(東京にもとんこつラーメンやモツ鍋の店はあるけれど
関東風にアレンジされている場合が多いのと
水が違うので同じ味は中々再現できていないYO)
中学生のころから食べていた味(小田部にあった時から)
に懐かしい気持ちが蘇る金狼。
福岡では本当のとんこつでダシをとる店の場合に油で
床が滑ることもあるので足元には注意が必要です。
ちなみにトイレで足が滑ったがなんとか配管につかまり
後方受身はとらなくてすむ。
うんこのような臭い匂いを放つとんこつラーメンのような
博多の空気感がTOJINの作品を作り出すのである。
◎元祖TOJINに合流!福岡滞在記 2日目
11月27日金曜日19時
因幡うどんの肉うどんで腹ごしらえしてから
薬院駅の下でハタナイ総裁と待ち合わせ。
ミスドで近況や今後の予定を話し合う。
過去制作してきたリリックやトピックスに
とらわれない内容で経済や法律、不動産、金融、
趣味の釣りといった知的なイメージを軸に
「ありのままの姿」を出しながら頑張っていくと
カレードーナツを頬張り真面目な顔で答える総裁。
(後にこの発言が伏線になる...)
20時ロイホに移動。眉間にシワを寄せながら
ソーセージをつまみに生ビール飲む総裁。
ここで仮病を使い会社を早引きするサグなテクを駆使し
東京から高飛びしてきたハタジロウさんも無事合流。
十数年ぶりに拝む総裁&ハタジロウの
J.J.Dコンビの勇姿に激涙。
この二人こそがTOJINの柱なのです。
21時
イワシ、ケンさん、DJコーヘー君、借金王白木と合流。
本当は水炊き発祥のお店「水月」に
行きたかったが総裁の職場に近い
「鳥善」でとり刺し、軟骨揚げ、焼き鳥、
水炊きといったコースメニューを堪能。
白濁するまで鶏ガラを煮込んだスープで
食べる博多の水炊きは久しぶり。会食しながら
明日以降のスケジュールについて話し合う。
そしてDLがバッドニュースからリリースしている
「五重塔」が入ったコンピレーションの新作
「ABSOLUTELY BAD」のサンプル版を全員に配る。
DL渾身の作品だから数少ないTOJINファンは
必ず買うようにお願いいたします!
総裁には、金八バッグ(DVD−BOX特典)と
ブッチャーのTシャツをプラスでプレゼント。
帰りにハタジロウさんと博多NO.1コテコテとんこつ
「八ちゃんラーメン」に行こうとしたが終電のため断念。
底が見えない白濁した博多水炊きのスープの
ようなスモーキーでコクのある曲を作り上げることが
TOJINの使命でありスタイルである。
(3日目につづく)